2018.02.05

塗装職人が 施す表情が くらしに笑顔を届ける。

PA Bottle

塗装職人が施す表情が
くらしに笑顔を届ける。

PA Bottle
クリエイティブワーク部門 ロールモデル

 

双葉塗装株式会社
http://www.futaba-toso.co.jp/pc/
http://www.pa-painter.com/

 

ストック食材や調味料などさまざまな物があふれているキッチン。収納をきれいに見せたい時に活躍するのが、キャニスター容器。一度に何個も使うことが多いためシンプルで使い勝手が良く、限られたスペースでもすっきり収納できるデザインが求められる。数多あるキャニスターのなかで、この「PA Bottle」がユニークなのはその構造。本体がガラスの場合、蓋部分はコルクやプラスチックなど異素材であることが多い。しかし「PA Bottle」は、ガラスへの塗装という非常に高度な技術が施されているのだ。削ぎ落としたシンプルなデザインに、質感のユニークさ、塗装によるテクスチャーで変化を与えるという発想が、キャニスターに新鮮な風合いを与えている。
このアイテムを生み出したのは塗装のプロフェッショナル集団、双葉塗装。塗装とは単にきれいに塗るだけではないと、代表取締役の深江裕宗さんは語る。「塗装の役割は保護・機能性・美観に大別できる。まず保護は文字通り、鉄をサビなどから守ること。次に機能性とは塗装することでものの用途を変えること。そして塗装という化粧を施すことでものを美しくし、プラスの意匠を与えます」。同社では自動車や液晶テレビなど、大手メーカーの産業用設備機械の製缶フレームや操作ボックス・板金カバーの塗装を中心に、最近は寺社仏閣や店舗の塗装も手がけている。そのように卓越した高い技術を誇る同社が、プロダクトデザイナーの湯浅宏之さんとタッグを組んで自社商品に挑戦した。コンセプトは「生活が豊かになり、笑顔や会話のきっかけになる商品」で、生活に密着する「食」に着目した。ガラスボトルに塗装したのも、「見て」「触って」「なにこれ」というサプライズから会話が弾むことを目指した。
まず「見る」に関してはストレートにデザインの良いものを。次に「触って」みると、ザラザラとした不思議な感触がある。そして蓋を裏返してはじめてガラスだと分かるサプライズも用意されている。触った時に感じるザラつきは、塗料に配合された骨材によるものだが、塗装後マスキングを剥がす際に剥がれないようにすること、そして真っ直ぐな曲線を描くように剥がすタイミングも難しい。そのためこれらの工程は、ひとつずつ手作業でおこなわれる。ガラス容器なのに、ホッとする温もりが感じられるのはそのせいかもしれない。またこの質感が結果として「高い密閉性を保ちながらも、開けやすい」という、ユニバーサルなデザインへと導いている。

 
 
PA Bottle
開けると蓋に当たる部分を避けて、数ミリのエッジに至るまで美しく塗装されているのに驚く。これは一つひとつ職人の手で丁寧に仕上げられている。
 
PA Bottle
全面塗装することで紫外線を遮断した、遮光性の高いオール塗装タイプも。こちらは光によって酸化してしまう、コーヒー豆や茶葉などの収納に最適。

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